投資の始めどきはいつ?景気に左右されない考え方

TokoToko

皆さん、「投資を始めたいけど、いつ始めるのがベストなんだろう?」って悩んでいませんか?「景気が悪い時がいいの?」「株価が高い今はやめておいた方がいいのかな?」私も最初に投資を考えた時、まさにそんな疑問で頭がいっぱいでした。ニュースを見るたびに、「今は始めどきじゃないのかな…」と、なかなか一歩を踏み出せない気持ち、本当に良く分かります。

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この記事は、まさに「投資を始めたいけれど、景気や相場のタイミングが気になって躊躇している、私と同じような初心者の方」のために書きました。投資の「始めどき」に関する誤解を解き、景気に左右されずに資産形成を進めるための考え方を、私と一緒にゼロから学び、漠然とした不安を解消することが目的です。皆さんが新NISAの非課税メリットを最大限に活かし、安心して投資の第一歩を踏み出せるよう、一緒に考えていきましょう!

多くの方が、「安く買って高く売る」という「タイミングを見計らう投資」をイメージするかもしれません。でも、実はこの「タイミング投資」、私たち普通の会社員にはあまり向いていないんです。

プロでも難しい「相場の予測」

投資の世界に長くいるプロの投資家でさえ、相場の正確な動きを予測するのは非常に難しいと言われています。今日が株価の底値なのか、明日さらに下がるのか、未来のことは誰にも分かりません。もしそれが簡単に分かれば、誰もが億万長者になれますよね。

私も昔、ニュースや専門家の意見を参考に「今だ!」と思って株を買ってみたことがありますが、その直後に株価が下がってしまい、しょんぼりした経験があります(苦笑)。結局、予測に一喜一憂するばかりで、精神的にも疲れてしまいました。

タイミングを逃すリスクがある

「今は株価が高いから、もっと下がってから買おう」と考えていると、結局ずるずるとタイミングを逃してしまうことがあります。株価が下がったとしても、さらに「もっと下がるかも…」と不安になり、いつまで経っても始められない、なんてことも。

私もまさにそうでした。「あの時買っておけばよかった!」と後悔したことが何度もあります。実は、投資で最も大きな損失は、「始めることすらしなかった」という機会損失なのかもしれません。

では、相場のタイミングを気にせず、着実に資産形成を進めるためには、どんな考え方を持てば良いのでしょうか?私が特に大切だと思う3つのポイントをご紹介します。

1. 「時間」を味方につける「長期投資」

投資における「始めどき」を考える上で、最も重要なのが「時間」を味方につけることですこれは、短期的な値動きに惑わされず、数年、数十年といった長い期間をかけて投資を続ける「長期投資」の考え方です。

経済は、短期的には浮き沈みがあっても、長期的には成長していく傾向があります。例えば、リーマンショックやコロナショックのような大きな経済危機があったとしても、長い目で見れば株価は回復し、成長を続けてきました。私も、大きな暴落があった時も、慌てて売らずに持ち続けたことで、結果的に資産を増やすことができました。投資は「時間」という強力な味方をつけることで、短期的な景気の波を乗り越えられるんです。

2. 「買うタイミング」を分散する「積立投資」

相場のタイミングを予測するのが難しいなら、その影響を和らげればいいんです。そのための有効な方法が、「積立投資」です。これは、毎月決まった日に、決まった金額をコツコツと投資していく方法です。

積立投資をすることで、株価が高い時には少なく買い、株価が安い時には多く買うことになるので、結果的に購入価格を平均化することができます(これをドルコスト平均法と言います)。これにより、投資のタイミングを見計らう必要がなくなり、いつ始めても価格変動リスクを平準化する効果が期待できるんです。私も、新NISAの「つみたて投資枠」でこの方法を実践しており、日々の値動きに一喜一憂せずに済むので、精神的にも非常に楽ですよ。

3. 「どこに投資するか」を分散する「分散投資」

最後のポイントは、「投資先を分散すること」です。特定の銘柄や、特定の国・地域だけに集中して投資するのではなく、国内外の様々な資産に幅広く投資することです。

例えば、日本経済が低迷しても、アメリカや中国といった海外経済が好調であれば、そちらの成長の恩恵を受けることができます。また、株式が下がっても、債券が安定していれば、資産全体への影響を抑えることができます。これにより、特定の景気動向や経済状況に左右されにくくなります。私も、全世界に投資するタイプの投資信託をメインにすることで、常に世界経済の成長に乗れるように心がけています。

ここで、私自身の投資の始めどきと、そこから学んだことをお話しさせてください。きっと、皆さんの参考になる部分もあるかと思います。

始めるのが「遅い」と思っていたけれど…

私が本格的に投資を始めたのは、40歳を過ぎてからでした。周りの友人が30代から始めている話を聞いて、「ああ、自分は始めるのが遅いな…」と少し焦りを感じていました。しかし、そこで「今からでは遅すぎる」と諦めずに、まずは少額からでも「長期・積立・分散」を意識して始めてみたんです。

結果として、数年経った今、あの時の判断は間違いではなかったと強く感じています。確かに、もっと早く始めていれば資産はもっと増えていたかもしれませんが、「始めることこそが、最大の始めどきだった」と実感しています。

景気変動を乗り越えた実例

私の投資人生の中では、リーマンショックやコロナショックなど、相場が大きく変動する時期を経験してきました。正直なところ、資産が一時的に大きく減った時は、さすがに「これはまずいかな…」と不安になりました。でも、そこで「長期投資」という心構えを貫き、積立を止めずに続けたんです。

するとどうでしょう。数年後には、資産は元の水準に戻るどころか、さらに大きく成長していました。これは、「景気の波はあっても、経済は長期的に成長していく」という事実を、身をもって体験した瞬間でした。

「本当にいつでも始めて大丈夫なの?」そう思っている方もいるかもしれませんね。客観的なデータも見てみましょう。

ニッセイ基礎研究所の過去データに基づく分析でも、つみたてNISAやiDeCoのような毎月積立はドルコスト平均法を想定しており、投資期間30年程度の長期投資において、その有効性が確認されています。つまり、いつ始めるかという「タイミング」よりも、「長く続けること」が重要だということですね。

また、日経平均株価はバブル崩壊後「失われた30年」と呼ばれた長い停滞期がありましたが、2024年2月には34年ぶりに史上最高値を更新し、3月には史上初の4万円台を記録しました。また、米国株式の代表的な指数であるS&P500種株価指数も、1927年からの96年間で約270倍に成長し、年率平均リターンは約6%となっています。景気後退期は何度もありましたが、長期で見れば値上がりしているのが分かります。

これらのデータは、「今が最高のタイミングだ!」と相場を予測するよりも、「いつ始めても、長期・積立・分散を続けること」が、資産形成において最も堅実な道であることを示唆しています。

いかがでしたでしょうか?「投資の始めどきはいつ?」という問いに対し、相場のタイミングを気にしすぎる必要はなく、「長期・積立・分散」という普遍的な原則が大切とご理解いただけたでしょうか。

私たち普通の会社員が、景気の波に一喜一憂することなく、着実に資産を増やしていくためには、「いつから始めるか」よりも、「今すぐ始めて、長く続けること」が何よりも重要なんです。もちろん、投資に「絶対」はありませんが、この考え方を持てば、初心者の方でも安心して資産形成に取り組めます。今日から皆さんの資産形成が、より確かなものになるよう、私も応援していますよ!ぜひ、この機会に投資の第一歩を踏み出してみませんか?