「投資はギャンブル？」誤解を解く！投資と投機の違いを徹底解説

2025年5月28日 2025年6月2日

tokotokoinvest 編集部

皆さん、「投資」ってなんだか「ギャンブル」みたいで怖い、そう感じている方も多いのではないでしょうか？「一か八かの大勝負」「大損したらどうしよう…」私も最初はそんなイメージを持っていました。「損をするのが怖い…」そのお気持ち、本当に良く分かります。

「投資って、結局ギャンブルでしょ？」その誤解、私も抱えていました

この記事は、投資とギャンブル、そして「投機」との違いを私と一緒にゼロから学び、漠然とした不安を解消することが目的です。

投資とギャンブル、決定的な違いって何？

「投資もギャンブルも、お金が増えたり減ったりするんでしょ？」と思われるかもしれません。でも、この二つには、実は決定的な違いがあるんです。

投資は「経済の成長」に乗っかること

私が考える「投資」とは、企業や経済の成長にお金を預けることです。例えば、あなたが好きな会社の株を買うということは、その会社の事業を応援し、その会社の成長から利益を分けてもらうイメージです。会社の業績が良くなれば株価も上がり、配当金ももらえますよね。これは、あなたがその会社の「未来」に期待しているからこその行動なんです。

私も、初めて投資信託を買ったとき、「日本の、そして世界の企業の成長を応援する気持ちでやってみよう！」と前向きに考えました。まさに、経済の波に乗って、自分のお金も一緒に増やしていく感覚なんです。

ギャンブルは「偶然の運」に賭けること

一方、「ギャンブル」はどうでしょうか？競馬や宝くじ、カジノなどをイメージしてみてください。これらは、基本的に「偶然の運」に結果が左右されますよね。もちろん、戦略や知識が全く不要とは言いませんが、最終的な結果は、ほとんどの場合、あなたのコントロールできない運の要素が大きく関わってきます。

私も昔、会社の同僚と宝くじを買っていましたが、当たる確率は天文学的に低いと分かっていたので、「夢を買う」くらいの気持ちでした。ギャンブルはエンターテイメントとしては楽しいですが、資産を増やす手段としてはかなり不確実性が高いんです。

「投機」って何？投資との違いを明確にしよう

「投資はギャンブルじゃないのは分かったけど、じゃあ『投機』って何？」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。ここが、投資と混同されやすいポイントです。

短期的な利益を狙うのが「投機」

「投機」とは、短期的な価格変動を予測し、その差額で利益を得ようとすることです。例えば、「この株は明日上がるだろうから買って、明後日には売ろう！」といった行動がこれにあたります。FX（外国為替証拠金取引）や、短期売買を繰り返す株式投資などが典型的な例ですね。

私も、投資を始めたばかりの頃に、一度だけ友人に勧められてデイトレード（一日で売買を完結させる取引）に挑戦したことがあります。結果は…見事に失敗しました（苦笑）。常に株価の変動を気にし、一瞬の判断で売買を決めるのは、精神的にもかなりの負担でした。

投機はリスクもリターンも大きい

投機は、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方で、大きな損失を出すリスクも高いのが特徴です。相場の動きは予測が難しく、ちょっとしたニュースや経済情勢の変化で、あっという間に状況が変わってしまうからです。

まさに、私がデイトレードで痛感したことですね。一歩間違えれば、大きな損をしてしまう。だからこそ、初心者の方がいきなり投機に手を出すのは、あまりお勧めできません。

投資のリスクを抑えるための「投資」のやり方

じゃあ、私たちはどうすれば「ギャンブル」や「投機」ではなく、着実に「投資」として資産を増やしていけるのでしょうか？

「長期・積立・分散」の原則を守る

投資を成功させるためのキーワードは、やはり「長期・積立・分散」です。

長期：短期的な値動きに一喜一憂せず、数年、数十年といった長い期間をかけて投資を続けること。経済は長期的に見れば成長していく傾向があります。
積立：毎月決まった日に、決まった金額をコツコツと投資すること。これにより、高い時には少なく、安い時には多く買う「ドルコスト平均法」の効果が期待できます。
分散：一つの銘柄や資産に集中せず、複数の銘柄や地域に分散して投資すること。これにより、特定の企業の業績悪化や地域経済の変動によるリスクを抑えられます。

私もこの「長期・積立・分散」を実践することで、急な値下がりにも慌てず、冷静に対応できるようになりました。これ、本当に安心感が違いますよ！

NISAを賢く活用しよう

私たち会社員にとって、新NISAはまさに「投資」を始めるための最高の制度です。年間360万円まで、生涯で1800万円まで投資した利益が非課税になるんですから、これを使わない手はありません。

私ももちろん新NISAを活用しています。特に「つみたて投資枠」を使えば、先ほどご紹介した「長期・積立・分散」を自動的に実践できるので、初心者の方には本当におすすめですよ。

私の経験談とプロのアドバイス

日本証券業協会や金融庁などの専門機関も、一貫して「長期・積立・分散」を推奨しています。特に、金融庁のウェブサイトでは、「貯蓄から投資へ」の流れを促進するために、リスクを抑えた堅実な投資方法の普及に力を入れています。これは、国も「投資」が個人にとって大切な資産形成の手段だと考えている証拠ですよね。

例えば、金融庁が公表している「国民の安定的な資産形成に向けた『つみたてNISA』の普及について」といった資料を見ても、長期・積立・分散投資の有効性が具体的なデータとともに示されています。投資をギャンブルと捉えるのは、もう過去の認識になりつつあるんです。