【超大事】損切りってなに? 初心者のための損切りルールと実践方法


投資の不安、私もそうでした
この記事は、これから資産形成を始めたいけれど、投資ってなんだか難しそう、損をするのが怖いと感じている皆さんに読んでほしいです。特に、「損切り」という言葉を聞いて、どうすればいいんだろう?と疑問に思っている方、大丈夫ですよ。この記事を読めば、損切りの意味やその大切さ、そして実際にどうすればいいのかが分かり、皆さんの投資への一歩が、より確かなものになるはずです。
損切りって、そもそも何ですか?
投資を始めると、どうしても不安になるのが「損をしたらどうしよう」という気持ちですよね。特に、株価が下がっていくのを見ると、「もっと下がるんじゃないか」「いつか戻るんじゃないか」と、なかなか売る決断ができないこと、私も経験があります。この「損切り」という言葉、なんだか冷たい響きに聞こえるかもしれません。
しかし、損切りとは、保有する資産の価値が購入時より下がった際、それ以上の損失拡大を防ぐために、あえて損失を確定させて売却することです。 これは、大切な資産を守り、次の投資チャンスにつなげるための重要な戦略となります。
もし損切りをしないままだと、ずるずると損失が膨らんでしまい、最悪の場合、取り返しのつかないことになってしまう可能性もあります。大切なのは、感情に流されず、冷静に判断すること。一緒に、そのコツを学んでいきましょう。
損切りは「資産を守るためのお守り」って本当?
はい、本当です。損切りは、単なる失敗ではありません。むしろ、皆さんの大切な資産を大きなリスクから守り、長期的な視点で資産形成を成功させるためのお守りのようなものだと考えてください。
私も投資を始めた頃は、「もう少し待てば、また上がるはず…」と期待して、損失を抱えたまま保有し続けた経験、何度もあります。しかし、結果的には、さらに損失が膨らんでしまい、「あの時、損切りしていれば…」と後悔したこともしばしば。
損切りは、感情的な判断ではなく、あらかじめ決めておいたルールに基づいて行うことが大切です。そうすることで、冷静に投資と向き合い、次の投資機会へスムーズに移行できるようになります。
損切りルールはどうやって決める?
損切りルールは、ご自身の投資スタイルやリスク許容度に合わせて設定することが重要です。ぜひ、皆さんも一緒に考えてみましょう。主な設定方法は以下の通りです。

- 損失率で決める:「購入価格から10%下がったら損切りする」というように、あらかじめ損失率を定めます。これはシンプルで分かりやすく、初心者の方にも特におすすめです。
- 金額で決める:「購入価格から1万円下がったら損切りする」など、自分が許容できる具体的な損失額を決める方法です。
- 期間で決める:「購入後1ヶ月経っても株価が上がらないなら損切りする」というように、特定の期間を区切って判断する方法もあります。
- チャート分析で決める:株価の動きを示すチャートを見て、「重要なサポートライン(これ以上下がりにくいとされる水準)を割ったら損切りする」といった方法です。少し専門的になりますが、慣れてくると有効な判断基準となります。
まずは、「これくらいの損失なら許容できるな」という自分なりのラインを考えてみてください。そして、そのルールを紙に書いたり、スマホのメモに残したりして、いつでも確認できるようにしておくのがおすすめです。
損切りを実行するための心の準備、どうすれば?
ルールを決めたら、あとはそれを実行するだけ…なのですが、これがまた難しいんですよね。いざ損切りをするとなると、やっぱり躊躇してしまうものです。そんな時のために、心の準備も大切です。
なぜ損切りは難しいのか?心理的な罠を知ろう
損切りをためらう背景には、「サンクコストの誤謬(埋没費用の誤謬)」という心理的な罠が隠されています。これは、「ここまで投資したのだから、今さらやめられない」という気持ちから、合理的な判断ができなくなる現象です。
でも、考えてみてください。もし今、同じ銘柄を保有していなかったら、現在の株価で「買いたい」と思いますか?もし「買わない」と答えるなら、それは「売る」べき時かもしれません。
損切りをスムーズにする心の準備3つのステップ
- 「損切りは成功への投資」と考える:
- 損切りは、失敗ではありません。むしろ、次の投資機会へ資金を確保するための、前向きな行動だと捉えましょう。資金が「塩漬け」にならず、新たな成長が見込める銘柄に投資するチャンスが生まれます。
- 「損切りは悪いことではない」と認識する
- どんなベテラン投資家でも、損切りはします。損切りは投資の一部であり、悪いことではありません。むしろ、プロほど損切りが上手だと言われます。
- 機械的に実行する訓練をする(ルールを破らない!)
- 感情を挟まず、決めたルール通りに淡々と実行する練習をしましょう。最初は難しいかもしれませんが、数をこなすうちに冷静に判断できるようになります。注文時に「逆指値注文」を設定するなど、自動化できる仕組みを活用するのも一つの手です。
この今までの苦い経験から学んだのは、「損切りは早ければ早いほど良い」ということでした。損失が小さいうちに手放すことで、心理的な負担も小さく、次の投資に冷静に向き合えるんです。

専門家も推奨する損切り戦略の根拠は?
多くの専門家や機関が、損切りの重要性を繰り返し強調しています。これは、投資で長期的に成功するための普遍的な原則だからです。
損小利大の原則
投資の世界では、「損小利大(そんしょうりだい)」という言葉がよく使われます。これは、「小さな損は潔く受け入れ、大きな利益はしっかり伸ばす」という投資の原則を表す言葉です。小さな損失を素早く確定させることで、その資金をより有望な投資先に振り向け、大きな利益を狙うという考え方です。
最近の市場動向から見る損切りの重要性
記憶に新しいのが、昨年2024年8月5日の日経平均株価の急落です。この日、日経平均は一時4,451円もの大幅な下落を見せ、まさに「暴落」「パニック相場」と報じられました。
このような市場の急変時には、多くの初心者がパニックになり、感情的な「狼狽売り」をしてしまう一方で、冷静に損切りを実行したり、あるいはこれをチャンスと捉えて買い増しに動く投資家もいたことが報じられています(出典:日本経済新聞、七十七銀行金融コラムなど)。この事例は、損切りという規律が、市場の大きな変動の中でも冷静さを保ち、資金を次の機会に活かすためにいかに重要かを示唆しています。
今日から始める、損切りマスターへの道
いかがでしたでしょうか?損切りは、投資の初心者の方にとって、少しハードルが高く感じるかもしれませんね。しかし、ご紹介したように、損切りは皆さんの大切な資産を守り、より大きな利益を得るための、とても重要なスキルです。
まずは、小さな金額から始めて、ご自身の投資目標とリスク許容度を明確にしましょう。そして、それに合わせた自分なりの損切りルールを決め、それを実行する練習をしてみてください。損切りは、皆さんの資産形成を、より確かなものにしてくれるはずです。今日から皆さんの資産形成が、より確かなものになるよう、私も応援していますよ!