新NISAで選ぶべき投資信託はこれ！つみたて投資枠のおすすめ銘柄

2025年5月31日 2025年5月30日

tokotokoinvest 編集部

皆さん、こんにちは！「そろそろ資産形成を始めたいけど、どの投資信託を選べばいいか分からない…」そう思っている方も多いのではないでしょうか？特に新NISAが始まり、つみたて投資枠という非課税制度の魅力は感じつつも、たくさんの銘柄の中から自分に合ったものを見つけるのは、まるで広い海から一つの真珠を探すような気持ちになりますよね。この記事では、そんな皆さんの疑問をスッキリ解消し、新NISAのつみたて投資枠で失敗しにくい、おすすめの投資信託を厳選してご紹介します。一緒に、皆さんの資産形成の第一歩を力強く踏み出していきましょう。

本当にこの銘柄でいいのかな？

「投資信託」と聞くと、なんだか難しそう、種類がたくさんあって選べない、損をしたらどうしよう…と、漠然とした不安を感じる方もいるかもしれませんね。特に、大切なお金を預けるわけですから、「本当にこの銘柄でいいのかな？」と迷ってしまうのは当然のことだと思います。私もそうでしたし、初めて投資を始める時は、同じような悩みを抱えていました。

もしこの「銘柄選び」でつまづいてしまうと、せっかく新NISAという素晴らしい非課税制度があるのに、なかなか投資を始められなかったり、非効率な運用になってしまったりする可能性があります。でも、ご安心ください。つみたて投資枠では、金融庁が厳選した、初心者の方でも安心して始められる投資信託しか選べないようになっているんです。この点を踏まえて、具体的な選び方と、おすすめの銘柄について見ていきましょう。

銘柄選びの「秘策」を公開！

それでは、皆さんが抱えているであろう疑問を解消し、新NISAのつみたて投資枠でどんな投資信託を選べばいいのか、具体的な解決策を段階を追って見ていきましょう。

投資信託の「選び方」は意外とシンプル？

つみたて投資枠で選べる投資信託は、金融庁の厳しい基準をクリアしたものばかりです。つまり、どの銘柄を選んでも、極端にリスクが高いものや、手数料が高すぎるものは排除されていますから、まずはその点で安心してください。

その上で、銘柄選びのポイントは大きく2つあります。

「分散投資」がされているか

特定の企業や国だけに投資するのではなく、さまざまな国や地域の、たくさんの企業に投資しているかどうかが重要です。こうすることで、どこかの企業や国が不調になっても、全体としては安定しやすいというメリットがあります。
「信託報酬」が安いか

信託報酬とは、投資信託を運用してもらうために、私たち投資家が毎日支払う手数料のことです。この手数料は、たとえわずかな差でも、長期で運用すればするほど、その差が大きくなってきます。ですから、できるだけ信託報酬が安い銘柄を選ぶのが、賢い選択と言えるでしょう。

この2つのポイントを押さえるだけで、皆さんの銘柄選びはぐっと楽になるはずですよ。

「世界」に投資するってどういうこと？

さて、具体的にどんな銘柄がおすすめなのか、ご紹介していきましょう。私自身も、そして多くの資産形成の専門家も推奨しているのが、「全世界株式」や「全米株式」に連動する投資信託です。

全世界株式インデックスファンド

これは、文字通り世界中の何千もの企業に分散して投資する投資信託です。例えば、日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、世界中の主要な企業の株式を少しずつまとめて買うようなイメージです。これ一本で世界経済の成長の恩恵をまるごと受けられるので、「迷ったらこれ！」と言えるほど、初心者の方におすすめです。代表的な銘柄としては、「eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）」があります。

全米株式インデックスファンド

こちらは、アメリカの株式市場全体に投資する投資信託です。なぜアメリカ？と思うかもしれませんが、アメリカ経済は世界のGDPの約4分の1を占める巨大な経済圏であり、GAFAM（Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft）のような世界的な企業が数多く存在します。そのため、非常に高い成長が期待できると言われています。代表的な銘柄としては、「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」などがあります。

どちらを選ぶかは、皆さんの考え方次第です。全世界株式は、より分散が効いているため、アメリカ経済が仮に失速しても影響が少ないというメリットがあります。一方、全米株式は、アメリカ経済の成長を信じるのであれば、より高いリターンが期待できる可能性があります。どちらも長期的な資産形成には非常に有効な選択肢です。

投資を始める「次のステップ」

「よし、銘柄は決まった！でも、どうすればいいの？」そう思われた方もいるかもしれませんね。次のステップは、証券会社の口座開設です。最近は、ネット証券を中心に、スマートフォンから簡単に口座開設ができるようになっています。

口座開設が完了したら、選んだ投資信託を「つみたて設定」するだけです。毎月いくら積み立てるかを決めて、あとは自動的に買い付けが行われるので、一度設定してしまえば、あとは基本的に何もしなくても大丈夫なんです。私も最初は「本当にこれだけでいいの？」と半信半疑でしたが、始めてみると本当に楽で、忙しい日々の中でも無理なく続けられています。

シンプルな選択が一番

私自身、投資を始めたばかりの頃は、「もっと良い銘柄があるんじゃないか」「あれもこれも買ってみようかな」と、つい欲張っていろいろな投資信託に手を出してしまった時期がありました。でも、いざ運用を始めてみると、それぞれの値動きが気になって落ち着かないし、管理も大変だし、結局どれが一番良いのか分からなくなってしまったんです。

そんな時、ある投資の先輩から「シンプル・イズ・ベストだよ。特に初心者は、全世界か全米のインデックスファンドに絞って、あとはひたすら積み立てるのが一番」とアドバイスをもらいました。その言葉を信じて、私はそれまでの複雑なポートフォリオを見直し、「eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）」一本に絞ることにしました。

それからは、毎月決まった日に自動で買い付けが行われるので、日々の値動きに一喜一憂することも少なくなり、精神的にもとても楽になりました。そして、気がつけば、コツコツ積み立ててきた資産は、予想以上に着実に増えていたんです。皆さんも、複雑に考えすぎず、まずはシンプルで分かりやすい銘柄から始めてみるのが、成功への近道だと私は思います。

根拠となるデータと専門家の声

金融庁が公表している「つみたてNISAの対象商品リスト」を見ても、低コストのインデックスファンドが中心に選定されていることが分かります。これは、長期的な視点に立って、コストを抑えながら幅広い銘柄に分散投資することが、資産形成において重要であるという国の考え方とも合致しています。

ノーベル経済学賞を受賞した行動経済学者ダニエル・カーネマンは、人間の心理が投資に与える影響について研究しており、感情に左右されない「インデックス投資」の有効性を提唱しています。また、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットも、「多くの投資家にとって、S&P500（アメリカの主要500社に投資する指数）に連動するインデックスファンドに投資するのが最も賢明な選択だ」と述べているのは有名な話です。

最近の動向（2025年時点）を見ても、個人投資家の間で「全世界株式」や「全米株式」に投資するインデックスファンドへの資金流入が加速しています。これは、多くの投資家が、これらの銘柄が長期的な資産形成に適していると判断している証拠と言えるでしょう。